お手について

犬のしつけで最も一般的なものの一つであるお手はしつけとしてなるべく早くマスターさせたいものの一つです。
元々お手は犬の習性を利用したものです。
犬は自分よりも上位の立場の者に対して前足をくっつけるという習慣があります。
これを利用してお手のしつけができ上がりました。

お手では犬は自分の肉球を相手に付ける事になります。
実は肉球は犬にとってあまり触れられたくない部分なのです。
これを触れさせるというのは犬にとって特別な存在という事なのです。
上の立場と認識している、信頼関係ができ上がっているなどの特別な方にだけ、肉球を触れさせるお手という行為を許してくれます。
実はとても深い意味があるものなのです。

最近の犬の様子

ですが最近はこのお手の意味が、徐々に変わってきています。
忠誠を表す意味を持っていたお手が、人に対して行なう事が多くなってきているため、何かをねだる際に取る行為になってきてしまっています。
犬がエサなどが欲しくなった時にお手をすればもらえる、忠誠心や信頼関係ではなく、仕方なく行なう単なるおねだりのポーズになってきてしまっているのです。
少し犬のゆとり教育のような感じになってきているのです。

これを防ぐためには犬へのお手のタイミングや行ない方を間違えないようにする事が大切です。
これを間違ってしまうと立場が逆転してしまう可能性もあるため、注意が必要です。
ただし、犬にとってお手はそこまで重要なものではなく、遊びのように考えている犬も多いようです。
命令ではなく手の動きに反応するような形でお手をする犬もいます。

お手の正しいしつけ方法

お手の正しいしつけの方法としては、まずはおねだりとしてお手をしてくる時にはエサをあげないという事です。
あなたが犬にして欲しい行為をした時にだけエサをあげるようにして、あくまでもこちらの要求をきちんと聞いてくれた時に褒めたりエサをあげるようにしていきます。
これをしていると犬との関係ができてくるため、ここでお手のしつけに入ります。
お手と言ってあなたの手を差し出し、そこに手をつけてくれたら褒めて頭をしっかりとなでてあげます。
この時にはエサをあげても良いでしょう。
最初は上手くやれないかもしれませんが、徐々にできるようになってくるのでその繰り返しです。
繰り返していれば犬も行なえるようになります。

単純なしつけであるお手も、由来や間違ったしつけ方を知っているとそれを避けて正しいお手の方法を身につけさせる事ができます。
あなたの言う事も聞いてくれますし、周りの方に迷惑をかけない良い子に育っていくので、まずは正しいお手を身につけさせていきましょう。
また、楽しみながらしつけていってくださいね。