食事回数の見直し、筋トレの増加等

室内飼育をする犬にとって、大きな悩みになるので肥満です。

ペットフード業界はここ近年急激に進化をしており、栄養価の高いペットフードを安価に購入できるようになりました。
しかしその半面、そうした栄養たっぷりのエサを毎日たくさん食べる習慣がついてしまうことで、どうしても体重が過剰になってしまう犬が増えてきたのです。
人間もそうですが、肥満状態が続くことにより、犬も大きな疾病を誘発するリスクが高まってしまいます。

犬にとって適切な体重はBCS(ボディコンディションスコア)によって判断されます。
これは体の大きさや筋肉量から適切な体重を判定するものですが、そうした測定をしなくても生後半年の時期の体重がその犬の適正体重となっています。

子犬の頃から飼育をしている飼い主さんは、生後半年頃の犬の体重を記録しておき、その後の生活で体重がどう推移しているかを見てみるようにしてください。
保護犬など適正体重がわかりにくいという人は、動物病院で計測してもらうことで適正体重を示してもらうことができます。

犬の体重管理は食事管理と運動の両方で対策していくことになります。
大切なことはあまり焦って急激に体重を落とそうとするのではなく、時間をかけてゆっくり体調を正していくようにするということです。

食事回数は1日2回程度とし、毎回の食事のカロリー量を計算しておくようにします。
おやつをむやみに与えることはやめて、与える場合もローカロリーの高タンパクの食材を選ぶようにしましょう。

運動については急に激しい運動をするのではなく、散歩の長さを変えてみたり、坂道など少しずつ運動負荷の高いルートを選ぶようにしていきます。
筋肉量が増えてくれば自然に体重も落ちやすくなるので、飼い主さんも一緒に運動に付き合ってあげてください。

肥満により発生するリスクとは

犬の肥満により発生するリスクとしては、まず関節炎があります。
関節炎は体重が増加することにより、四肢にかかる負担が増加することが原因です。
慢性化すると立ち上がったり歩いたりするだけでも激しい痛みが発生するようになるので、足を引きずったりよろよろとよろけたりといった様子が見られるようになります。

また、椎間板ヘルニアが発症して腰の部分に強い痛みが発症することもあるでしょう。
ひどくなると麻痺状態になり、後ろ足が完全に動かなくなってしまう危険があります。
その他にも糖尿病や便秘、皮膚炎などの様々な病気の原因になってくるので、こまめに体重をチェックして早めに適正体重に戻すようにしていくことが大切になります。

中でも高齢犬の肥満はリスクが高くなりますので、老後の生活のためにも普段から体重管理には気をつけてください。