犬の耳の自宅での手入れ方法

犬を飼育する時には、日常的に身の回りの衛生を保ってあげることが必要になります。
犬の身の周りのケアは全般的にトリミングサロンなどに依頼をすることができますが、1回に付き小型犬でも2,000~3,000円程度かかりますので、そうそう毎日のように利用をするのは難しいでしょう。
月に1回程度はプロのトリマーさんに依頼をするのもよいですが、ペットとのコミュニケーションの意味も込めて、できるだけ自宅でできることは自宅でしてあげるようにしてください。

まず犬に耳かきは必要かということですが、結論から言うと必要です。
野生の犬は耳かきなんてしないじゃないかと思われるでしょうが、そうした野生の犬の多くは耳に疾患を持っています。

もちろん健康な耳の状態を維持することができていれば、特に耳かきを細かく行わなくてもよいかもしれません。
しかし犬の耳は体の部位の中でも病気になりやすい特徴があるので、健康チェックを兼ねて行うようにしてあげてください。

特にレトリバー系やスパニエル系などの犬はかなり耳が大きく、だらりと顔の横に垂れた形をしています。
そうした垂れ耳型の犬は中に湿気がたまりやすく、そこから雑菌が繁殖しやすいのです。
普段から長い耳を持ち上げて、その内側を軽く塗れた布などで拭き取ってあげるだけでも、かなり衛生的によくなります。

垂れ耳の犬種としては他にもトイプードルやパグ、ミニチュアダックスフンド、ビーグルといったものも含まれるので、人気犬種を飼育している人にとっては必須のケアです。

自宅で耳掃除をするときに必要になる用具としてイヤークリーナーとコットンがあります。
イヤークリーナーはペット用品店で販売されているので、それをコットンに軽く含ませて耳の内側全体を拭き取ってあげてください。

耳掃除を嫌がる犬への対応方法

耳掃除をするときには、犬を手元において体を固定する必要があります。
そのときに暴れてなかなか耳を拭かせてくれないという犬もいるので、飼い主さんとしては苦労をするところです。

耳掃除を嫌がる犬に考えられる理由としては「イヤークリーナーが冷たい」「イヤークリーナーのアルコール臭が嫌い」「体を固定されたくない」といったようなことでしょう。
毎日のグルーミングケアでは体を固定させることが重要になるので、まずじっとしていることができるようにおやつなどで少しずつ慣れさせてください。

イヤークリーナーを嫌う場合は、先にコットンを温めておいたり、無臭タイプのイヤークリーナーを用いたりすることにより、抵抗感を減らしていくことができます。
また、既に外耳炎や内耳炎を発症している場合は耳に触れられることで強い痛みがあるので、そうした時は早めに動物病院を受診してください。