寄生虫や病気のチェック

愛犬が後ろ足を前に突き出すような形で、お尻をスリスリとこすりつけて歩いている姿を、お尻歩きと言います。
可愛らしく見える姿ですが、お尻に違和感を感じている状態なので、まずは寄生虫や病気がないかチェックしましょう。

・肛門から白いヒモのようなものが出ている
・糞に白いヒモのようなものが混ざっている
・下痢をしている
・食欲が落ちている
・毛に艶がない

このような症状があると、寄生虫がいる可能性があります。
また肛門周辺で炎症を起こしている場合も考えられます。

・肛門近くが腫れている
・排便がしにくそうにしている
・糞をしようとして、突然走り出す
・肛門を気にしている
・肛門から異臭がする
・排便時にキャンキャンと鳴く

必ずこのような症状が発生するとは限りませんが、1つでも該当する場合は、すぐに医者に診せてあげた方が良いでしょう。

寄生虫が原因の場合は、駆除薬を投与して治療します。
炎症が起きている場合は、抗生物質などで治療することが多いですが、症状が進行していると外科的処置が必要になることもあります。
どのような場合でも、早めに対処することが大切です。

肛門に分泌液が溜まっている

犬には肛門線という匂いを分泌する器官があり、肛門嚢という部分から分泌されます。
通常はマーキングするために使うような器官ですが、人と暮らすとマーキングの必要もなくなり、機能も退化していき、運動不足なども手伝い、分泌液が溜まりやすくなります。
溜まりすぎた分泌液は犬自身で排出が出来ないので、飼い主による肛門線しぼりが必要となります。

そのまま溜まったままにしておくと、炎症を引き起こし、化膿し腫瘍となり、最悪の場合は腫瘍が破裂することもあります。
愛犬を傷つけないためにも、飼い主による肛門線しぼりは行なわないとなりません。

犬によってどれぐらいの感覚で肛門しぼりを行なうかは違いますが、おおよその目安としては1ヶ月に1回ぐらい行ないます。
お尻をやたら気にするような場合であれば、すぐに行なってあげましょう。
肛門嚢が膨らんでいる場合は、すでに相当分泌液が溜まっているので、すぐに行なってあげるべきです。

肛門しぼりの行い方

1、犬のしっぽを片手で持ち、肛門をあらわにします。
2、聞き手の親指と人差し指で、肛門の下3分の1あたりを押さえます。
肛門そのものでなく、その脇の毛の生えている部分を押さえ、少し固い部分を感じたらそこが肛門嚢です。
3、肛門嚢の位置を確認できたら、親指と人差し指で肛門をつまむように力を入れます。
ティッシュなどを使い、分泌液を受け止められるようにしましょう。
4、肛門から液が出てきたら、最後まで絞って拭き取ります。
ただし分泌液はかなり臭くにおいが強いので、服などに付かないように気をつけましょう。
5、最後にお尻を洗い流したり、ウェットティッシュで拭いて終了です。